ポジティブシンキングは使い方を間違えると上手くいかない

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心理学
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生きている中、
ポジティブシンキングであるということはとても大切なことです。

  • 「自分は成功できる力がある」
  • 「自分は成功できる能力を持っている」

このようなポジティブシンキングは、
モチベーションを大きく高める力となります。

だからこそ、世の中では、
「とにかくポジティブであろう!」という考え方をする人は多く、

  • 「自分の理想をつねに想像していこう」
  • 「あらゆるネガティブを削除していこう」
  • 「成功をイメージをしよう」

みたいな想像をつねにすることを推奨しています。

 

つまり、ポジティブシンキングであれば成功する!
みたいな考え方です。

ですが、実はこういったポジティブシンキングには落とし穴があります。

むしろ、心理学、科学的観点で言えば、
ただのポジティブシンキングは悪い結果がでるというまでの実証があるんです。

一体どういうことなのか?

心理学の観点で解説していきましょう。

 

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ポジティブシンキングは使い方を間違えると、、

世の中では、

「ポジティブに物事を想像していれば、すべて実現する」

といった教えがあります。

ですが、心理学の研究では、
成功を想像するだけで成功を掴むことができると証明した研究は1つもありません。

 

それどころか、そういったポジティブシンキングは
むしろマイナスをもたらすことが多くの研究で分かっています。

 

もっというと、成功を考えるだけでは成功する確率が下がるんです。

このように話すと、とても不思議な気持ちになるかもしれません。


一見すると素晴らしいポジティブシンキングなのに、
なぜそれがマイナスになり、成功を妨げる要因にまでなってしまうのか?

 

想像だけのポジティブは非現実的を見てしまう

「ポジティブに物事を想像していれば、すべて実現する」

という考え方をする多くの人は、

  • 「成功は自然にやってくる」
  • 「自分には都合の悪いことやネガティブなことは起こらない」

と思っています。

実はこういった考え方は、
現実から目を背けてしまうことになるのです。

つまり、ポジティブシンキングを想像だけに任せていると、

目標を達成した場面ばかりを想像しているだけで、
そのための準備を何もせず待っている。

という状態に陥ってしまうんです。

 

実に非現実的であり、想像だけで終わってしまうのは当然と言えます。

しかし、世の多くの人が想像だけのポジティブシンキングを
推奨しているのも現実です。

 

非現実のポジティブシンキングがいかに目標を妨げるか実証された研究

心理学者のガブリエル・エッティングという方が行った、
ダイエットに関する研究があります。

研究では、病的に肥満体系の女性たちに、
ダイエットプログラムの参加を依頼しました。

そこで参加者達に、

「このダイエットに成功できると思うか?」

という質問をしたのです。

 

ダイエットプログラムが終了した結果、「成功できると思う」と答えた人は、
「分からない」と答えた人より13キロも減量に成功しました。

 

ここまでの結果を見れば、

「やっぱポジティブシンキングって最強じゃん!」

となるのですが、面白いのはここからです。

 

実は、 ガブリエル・エッティング は参加者達に、
「食べ物の誘惑に打ち勝つの大変だと思うか?」
という質問を事前にしていました。

結果は驚きです。

「簡単に食べ物の誘惑に打ち勝てる」と答えた人は、
「そう簡単にはいかない」と答えた人に比べて、
体重は13キロも
重いままでした。

正しいポジティブと間違ったポジティブの違い

研究結果から分かるように、

「成功できる」

といったポジティブシンキングは良い結果を残しました。

ですが、

「誘惑に打ち勝つのは簡単だ」

と答えた人は減量に成功しませんでした。

これは一体どうしてでしょうか?
研究結果を元に、解説をしていきましょう。

正しいポジティブシンキング

ダイエットプログラムの実験から分かるように、

「自分には成功できる」

と答えた参加者は結果を出せたので、
こういった考え方は大切です。

ですが、実はそれだけのポジティブでは実は足りません。

 

正しいポジティブとはポジティブでありながらも、

  • 「成功するのはたいへんだ」
  • 「最善の努力が必要だ」

といったような、成功することの困難を意識することを言います。

実際に、ダイエットプログラムで、

「誘惑に打ち勝つのは大変だ」

と答えた参加者は、簡単に誘惑に勝てるとは思わず、
誘惑を避ける努力をしたに違いありません。

こういった意識を持つことで、
詳細なプラン、正しい戦略、努力、
といったような行動を起こすことができるんです。

 

 

間違ったポジティブシンキング

逆に、マイナスになるポジティブシンキングは、
自分は成功こそできるという意識は持っているものの、

”目標は簡単に達成できる”

ということしか考えないことです。

このように考えてしまうと、

  • 成功は自然にやってくる
  • 目標もそのうち達成できる
  • 自分に不都合なことには目を逸らしてしまう

という自体に陥ってしまいます。

実際に、ダイエットプログラムで失敗をした参加者たちは、

「誘惑に打ち勝つのは簡単だ」

と答えていました。

つまり、プラン、戦略、努力に目を向けたのではなく、
想像の中のポジティブに頼ることしかしなかったに違いありません。

このように、「自分は成功できる」と思ったとしても、
想像だけでのポジティブでは人は変わらないのです。

 

ポジティブシンキングは正しく使おう

ここまで書いてきたように、
ポジティブシンキングは想像するだけでは実現は難しくなります。

根拠もなくポジティブでいるだけではなく、
目の前の問題から逃げないで、しっかり見つめることが必要です。

それでいて、自分の困難がどの程度のものなのか?
ということを検討していくことが大切になります。

また、時にはネガティブであることも役に立ちます。

なぜなら、ネガティブな思考の中では、

”自分の中の障害を探すこと”

ができるからです。

理由もなくポジティブだけを想像して失敗するよりは、
現実の中のネガティブ要素を見つめ、その上でポジティブに改善していくことが大切です。

 

ポジティブシンキングは使い方を間違えると上手くいかないまとめ

ポジティブであることは大切ですが、
良い未来は想像しているだけでは訪れません。

むしろ、ポジティブを想像だけで済ませてしまうと現実を甘くみてしまい、
何もせずに、「成功は自然とやってくる」と勘違いをしてしまいます。

なのでそうではなく、

  • 成功するにはそれなりに大変だ
  • 誘惑に打ち勝つのは根気もいる
  • 最善の努力が必要だ

というように、現実的に物事を考えた上で、
初めてポジティブシンキングが行動を起こし現実を変えてくれるのです。

 

かくゆう、僕も昔は根拠もないポジティブシンキングマンでした(笑)

ですが、やはりイメージや想像をするだけで、
良い結果が出たことなんてありません。

これを読んでいるあなたも、
実るが出るポジティブシンキングをしてみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

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