依存症の原因とは?脳に起きるカラクリと日常でできる改善3選。

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心理学
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今回は依存症をテーマに記事を書いていこうと思います。

人間というのはとても依存しやすい生き物です。

  • お酒、タバコ
  • 恋愛
  • 高カロリーの食べ物
  • ギャンブル

などなど、やめたくてもやめられないことは多くないでしょうか?

依存というのは一体なぜ起こるのか?

人が依存状態になる脳のカラクリと、
日常的に依存度を和らげる方法を3つ紹介していきます。

 

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依存症は不快と快の急激な変化に起きる

人は一度何かにハマると、そのものがないとストレスを感じるようになります。

例えば、

  • お酒やタバコがなくてイライラする
  • 好きな人から連絡がなくてストレスが溜まる
  • スイーツを食べないとそわそわする
  • ギャンブルに負けてイライラする

このようなストレスが出てくるわけですね。

このとき、脳内ではノルアドレナリンという物質が分泌されます。

ノルアドレナリンというのは、”怒りに脳内物質”と呼ばれているもので、
ノルアドレナリンが分泌されるとイライラの興奮状態に陥るのです。

そして、そのイライラ状態からやっと、

  • お酒を飲んだりタバコを吸える
  • 好きな人から連絡がくる
  • スイーツを食べれる
  • 負け続けてたギャンブルで突然大勝ちする

みたいなことが起こると、脳にはドーパミンが大量に放出されます。

ドーパミンとは、「行動するための脳内物質」と呼ばれていて、
快感を感じると、脳に一気に放出させるものです。

そして、それらの快感の行動を消化していくと、
最終的にベータエンドルフィンが脳に分泌されます。

ベータエンドルフィンとは、
安心やリラックスをもたらす物質です。

実は、この一連の流れが人を依存に導きます。

  1. ノルアドレナリンでストレスを感じる
  2. ドーパミンで快感を感じる
  3. ベータエンドルフィンで安心を感じる

このサイクルが人を病みつきにさせる正体です。

 

と、少し専門用語が並んでややこしくなってしまいましたが、
超簡単に言うなら、

ストレス→興奮→安心感

この流れを繰り返すことによって、
依存度が高まっていくということを覚えておいてください。

例えばお酒の依存で言えば、

  1. 仕事でイライラしてお酒が飲みたいストレス
  2. 仕事が終わりやっとお酒が飲んだ快感
  3. お酒を飲んだことによる安心感

このサイクルです。

 

これこそ正に、

ストレス→快感→安心感

の流れですね。

大きいストレスから一気に快楽を得るこの流れが、
人をやめられないとまらない状態にしてしまいます。

 

補足:恐ろしきベータエンドルフィンの威力

ベータエンドルフィンとは安心やリラックスをもたらす物質ですが、
その威力は麻薬であるモルヒネの六倍であると言われています。

別名「脳内麻薬」とも言われているくらい、
人にとって刺激が強い物質です。

いやはや、なんとも恐ろしい威力なのでしょう。。。

 

依存体質は遺伝子によるもの?

実は、依存しやすい人と依存しにくい人は、
遺伝子の型によって決まるという一説があるのです。

あなたの周りの人を想像してみてください。

同じものごとなのに、なぜか依存しやすい人、依存しにくい人、
そんな両方の人間は存在しないでしょうか?

依存しやすい人は極端にお酒やタバコが好きだったり、
恋愛体質だったりギャンブル好きだったり。

一方で依存しずらい人は、
お酒もタバコも恋愛もほどほどにやります。

この違いは一体何なのか?

ある仮説を紹介していきましょう。

依存しやすい人の遺伝子はS型遺伝子

科学の一説によると、人にの遺伝子にはS型遺伝子というものがあります。

何かに依存しやすい人は、
このS型遺伝子の可能性であると言われているのです。

いきなりS型遺伝子とか言われても意味不明だと思うので、
ざっくり解説していきましょう。

 

S型遺伝子は簡単に言うと、

”ストレス、緊張に弱い遺伝子”

というものです。

ストレス、緊張感とは先ほど説明したノルアドレナリンのことですね。
S型遺伝子はノルアドレナリンの体勢が弱いといわれています。

 

では、緊張状態に弱いとどうなるか?です。

人は緊張状態になると、
頭を使う能力が極端に落ちます。

冷静な思考が働かなくなり、衝動的な行動をしやすくなるんです。

依存しやすい人はこそ、
こう言った状態になりやすいですよね。

 

そして、S遺伝子を持つ人は同時に、
ドーパミン神経の働きが弱いとも言われています。

ドーパミンは、簡単に言うと安らぎを与えてくれる快感物質なのですが、
それが働きが弱いとどうなるか?

不安や恐怖を感じやすくなります。

ということは?です。

 

S型遺伝子の人は、

  • 緊張状態に弱く、ストレスを感じやすい
  • ドーパミンの快感の働きが弱いため、強い刺激を求める

このように僕は考えています。

 

例えば、ストレスに弱く、快感を強く求めれば、

仕事や日常生活でイライラし、ストレスや緊張を溜め込んで、
強い刺激で一気に恐怖から開放されようとする。

ということになっていきます。

刺激の対象がお酒やタバコ、恋愛やギャンブル、
それは人それぞれですが、これでは依存的になって当たり前です。

 

依存しにくいL型遺伝子

S型遺伝子とは反対に、L型遺伝子というのはあります。

このL遺伝子を持つ人は、

  • 緊張しにくい
  • 不安、ストレスを感じずらい
  • 幸福を感じやすい

といった特徴があります。

S型遺伝子の人とは正反対であり、緊張やストレスを感じずらいため、
冷静に物事を対処ができるのです。

また、L型遺伝子はストレスを感じずらく幸福を感じやすいので、
何かに強く依存することは少ないと言われています。

 

こんなこと言うと、

「自分って完全にL型じゃない、オワタ」

と思うかもしれませんが安心してください。

なぜなら、日本人でL型の遺伝子を持っている人はほとんどいないからです。

約65%がS型遺伝子であり、
残りのほとんどもS型、L型の混合タイプとなります。

完全なL型に人はほぼいません。

ちなみに僕は完全にS型遺伝子です(笑)

日常からできる依存しにくい性格を作るには?

依存体質を改善していくには、

”ドーパミンの分泌量を増やすこと”

となります。

簡単に言うなら、ドーパミンの量を増やし、
日常的に幸せや安心を感じやすくするようにするということです。

つまり、過剰なお酒やタバコや食事、
行き過ぎた恋愛観やギャンブルに頼ることをせずとも、
安心感を感じやすくしてしまおうということです。

もちろん、1日2日ですぐに変化が出るようなものではありませんが、
試しみる価値は大いにあるので是非実践してみてください。

①瞑想をする

瞑想をすることにより、ドーパミンの量が増えることが確認されています。

一番取り組みやすいのは呼吸瞑想ですね。
一定時間、呼吸にだけ集中する瞑想となります。

僕も1日のうちに数分は呼吸瞑想を実践しています。
(本当はもう少しやったほうが良いみたいですが)

②運動をする

運動をすることでもドーパミンは増加します。

運動と言っても、過激な運動は必ずしも必要ではありません。

散歩でも良いし、エスカレーターの代わりに階段を使うとか、
無理がない小さなところから始めるのも良いでしょう。

また、運動をすることで、
新しい細胞が生まれ、老化を防ぐことができるとも言われています。

日常的に適度な運動を取り入れてみてください。

 

ドーパミンを作る食事をする

ドーパミンは、アミノ酸のチロシンから作られていると言われています。

チロシンが多く含まれる食品は、

  • コーヒー、緑茶
  • チョコレート
  • リンゴ、バナナ、スイカ
  • 牛肉、鶏肉、卵
  • ヨーグルト

などが一般的です。

これらの食品を意識的に取り入れてみることも、
ドーパミンを増やすコツとなります。

 

依存症の原因とは?脳に起きるカラクリと日常でできる改善法3選。まとめ

人間が依存する仕組みとして、

  1. ノルアドレナリンでストレスを感じる
  2. ドーパミンで快感を感じる
  3. ベータエンドルフィンで安心を感じる

このサイクルが依存度を高めます。

例えば、「お酒超飲みたい~」というストレスから、
飲めたときの快感、飲んだあとの安心感。

こんな感じのサイクルです。

”ストレス→快感→安心感”
これを繰り返すことにより依存度が高まるんです。

 

また、人間にはS型遺伝子とL型遺伝子があり、
S型遺伝子は依存傾向が強いと言われています。

中でも、日本人はS型遺伝子が多く、
元々、依存気質の高い国と言えるでしょう。

S型遺伝子は不安や恐怖を感じやすく、
ドーパミンの分泌量が少ないため、刺激を求め依存しやすくなります。

 

とは言え、好きなことをすべて我慢するとかは現実的ではないので、
依存症を和らげるポイントとしては、

”安心や快楽を自分を傷つけるモノで求めない”

というのが僕としての答えです。

つまり、何かに過剰に依存して安心を求めるより、
つねに安心感を持てる性格にしちゃおうっていうことですね。

だからこそ、日常的にドーパミンを増やす作業、

  1. 呼吸瞑想をする
  2. 運動をする
  3. ドーパミンを増やす食品をとる

ということを実践していきましょう。

もちろん、1日や2日で変化がでるものではありませんが、
実践する価値は必ずあります。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

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