「なんかよく分からないけど不安感がある」
「理由もないのにそわそわする」
このような、日常の中で、
原因がよく分からない不安が襲ってくることってありませんか?
僕も日々の生活の中で、
”意味の分からない不安”に襲われることはよくありました。
別に何か困っているわけでもないのに、
不安になったりそわそわしたり。
で、実はこの意味の分からない漠然とした不安には原因があります。
もし、あなたが日常の中で 理由もないのに不安になることがあるのなら、
その原因と意味を知ることで改善ができるので、 是非ともこの記事を参考にしてみてください!
【人間の不安は2種類ある】
主に、人が抱く不安には2つの種類があるのはご存知でしょうか?
まずは人が持っている不安の2種類を理解していきましょう。
①”原因が分かっている不安”
人が持つ不安の1つは、
”原因が分かっている不安”となります。
例えば、
- 仕事が上手くいかない
- 片思いの人に思いが届かない、
- 時間がない
- なかなか眠れない
などなど、
こういった、具体的に何から不安がきているのか?
ということがハッキリ分かる不安ですね。
②”正体が分からない不安”
正体が分からない不安とは、
- 特別困っているわけではないのになぜか不安
- 原因がよくわからないのに焦りやソワソワ感がある
といった、考えても正体がよく分からない不安です。
1つ目の”原因が分かっている不安であれば、
正体が分かっているので、対処の仕様があります。
仕事だったり恋愛だったり、時間や睡眠、
そこから不安がきているのであれば、
そこをより良く修正していく作業ができますよね。
ですが、厄介なのは2つ目の”正体が分からない不安”です。
なぜなら、不安の正体が分からないとなると、
「何をどうしたらその不安が消えるのか?」がハッキリと分かりません。
「なぜか毎日不安」には実は正体がある
正体の分からない不安というのは、
実は正体と原因があります。
その原因を知ることで、
漠然とした正体が分からない不安にも対処ができるのです。
それではここからは、毎日の謎の不安の正体と対策について解説していきましょう。
なぜか毎日不安になる人はマルチタスクが原因?
マルチタスクとは、複数の作業を同時に並行して行うことを言います。
(僕もマルチタスクはついついやってしまうことがあります。)
実は、このマルチタスクが漠然とした不安を生み出す正体なんです。
そもそも、僕たちの脳はマルチタスクができるようにはできていなく、
同時に色々なことに集中できるようにはできていません。
そんな中、マルチタスクを行ってしまうと何が起こるかというと、
脳のワーキングメモリ(短期記憶)という場所にダメージを受けます。
(ワーキングメモリとは、必要な情報を一時的に記憶・処理をする能力のことです。)
で、ワーキングメモリにダメージを受けると誘惑に弱くなります。
つまり、脳はつねに刺激を求めるようになるんです。
脳が刺激に弱くなるとどうなってしまうの?
もし、脳が刺激に弱くなるとどうなるか?
不安になるんですよね。
何かが足りなくて不安になったり、
やたらめったらそわそわしたり。
これこそが毎日なぜか不安になってしまう原因の1つです。
脳は刺激を求めると、つねに落ち着かない状態になります。
ですがここで、
「とにかくマルチタスクをやめなさい!」
と言ったところで、具体的なイメージは沸きませんよね。
というわけでここからは、
日常で僕らが無意識にやっているマルチタスクを解説していきましょう。
マルチタスクの根源はスマホにある
今の時代はほとんどの人がスマホを所持しています。
電車だったり、待合室だったり、飲食店だったり、
スマホをいじっている人が大半です。
確かに、スマホは便利だし楽しいし、
人を虜にして当然のものだと思います。
LINE、SNS、Youtube、Google、アプリ、
なんでもできちゃうんですよね。
はい、なんでもできちゃう。
ここが問題です。
もはやお察しかもしれませんが、
なんでもできちゃう=マルチタスクになります。
スマホでマルチタスクをし過ぎるとどうなるか?
何を隠そう、スマホというのは、
めちゃくちゃマルチタスクができちゃうのです。
マルチタスクモードというものがあるくらいですからね。
で、スマホでたくさんの作業を行い、マルチタスクをしすぎると、
ワーキングメモリ(短期記憶)がダメージを受け、誘惑に弱くなります。
すなわち、脳はつねに刺激を求めるようになるのです。
例えば、スマホを使っているとき、
- ゲームをやっていたかと思えば、Youtubeを視聴する
- SNSをチェックしたかと思えば、すぐにLINEを開く。
- 作業中なのに、頻繁にLINEやメールをチェックしてしまう
こんなことをしていませんか?
この流れがマルチタスクとなり、
どんどん脳は刺激に弱くなります。
で、刺激に弱くなった脳はまた刺激を求め、
またスマホを触る。
そこでまたワーキングメモリ(短期記憶)がダメージを受け、
また刺激に弱くなる。
またスマホで刺激を求める。
という、永遠の悪循環のループにハマるのです。
(なんと恐ろしい)
もしかしたら、大げさに聞こえるかもしれませんが、
実際にスマホでSNSとゲームアプリにハマっているほど、
社会的不安、鬱傾向が強いという心理学の研究結果もあります。
特に、ゲームやSNSは刺激がとても強いみたいです。
また、スマホが原因で、
- 「SNSで数時間使ってしまった」
- 「ゲームで数時間使ってしまった」
などと、罪悪感からも不安や焦りに繋がっていきます。
今ではほとんどの人が使っているスマホですが、
実は使い方を間違えるとこんな危険性がたくさんあるのです。
【漠然とした不安や焦りの対策はあるの?】
「マルチタスクはよくない」、「スマホでマルチタスクをしてしまっている」
こういったことは理解できても、
気になるところ、これに対する対策はあるのか?です。
もちろん、対策はあります。
マルチタスクのリスクから脱却するには?
それは、
”1つの作業に集中する時間を作る”
ということです。
集中すると言っても、極度に集中する必要はありません。
30~50分の間、何か1つに集中するのがコツです。
集中するモノとしては、
- 漫画や本を読んでみる
- 映画を観る
- 瞑想をする
こんな風に、なんでも構いません。
ポイントとしては、
その間は他のことをしないようにすることです。
実は、人間の脳は1つのことに集中するとかなりリフレッシュをします。
また、1つのことに集中することで、
作業への集中力も上がり、漠然とした不安や焦りも消えていきます。
つまり、シングルタスクをしようということですね。
日常の中で意図的に1つに集中するシングルタスクを取り入れるということです。
僕もシングルタスクを意識し、
1日の中で映画を見る時間を意図的に作ったことがあります。
(勉強とかだとしんどいので映画にしました(笑))
そうすると、めっちゃ脳がスッキリしていくのが手にとるように分かりました。
実際、心理学の世界でもシングルタスクをすることによって、
漠然とした不安や焦りから回復できるんじゃないかと言われています。
【「毎日不安」はなぜなのか?意外な原因と対策法。まとめ】
漠然とした正体の分からない不安には、
ちゃんとした正体があります。
人間はマルチタスクをすることで、
脳のワーキングメモリ(短期記憶)がダメージを受け、
誘惑に弱くなり、刺激を求める状態になってしまうのです。
その状態こそが、漠然とした不安や焦りを作る原因となります。
また、マルチタスクを日常的に行ってしまっている大きな原因の1つはスマホです。
確かにスマホは便利ですが、使い方を間違えると、
マルチタスクになり、脳を弱くしてしまいます。
だからこそ、日常の中で何でも良いので、
30~50分、何か1つに集中する時間を作りましょう。
意図的にシングルタスクを行うことで、
人生というのは大きく変わっていくので、
是非とも実践してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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