2020年になりましたが、
年が明けたタイミングに多くの人が持つモノは目標だと思います。
ですが、なかなか目標を達成できずに
年を終えてしまう人も少なからずいますよね。
「今年は何もできなかったな」
「来年こそ変わろう」
みたいな感じで、
目標をどんどん持ち越したり諦めていったりと、
目標達成に苦しんでいる人は多いんです。
「なぜこうなってしまうのか?」
結論から言うと、
”目標は掲げただけでは達成できない”
というだからです。
目標を達成するには、
目標達成の方法があります。
そのための方法を3つ紹介していきましょう!
①【目標を具体的にする】
例えば、
「今年こそ痩せるぞ!」
と意気込んだとします。
この意気込みは素晴らしいものですが、
実はここに目標失敗の”落とし穴”があるんです。
「いやいや、どういうことじゃい!」
「痩せたいと思わなければ痩せないだろ」
と思われるかもしれません。
確かにそうです。
ですが、「今年こそ痩せるぞ!」という目標では、
”具体性”がありません。
目標に具体性がないとどうなるか?
具体性がないとどうなるのかと言うと、
”何がどうなったら目標達成なのか?”というのが曖昧になってしまうんです。
つまり、目標に対して、「何をしたら良いのか?」
ということが明確になりません。
それよりは、「痩せたい」というのであれば、
「いつまでに3キロ痩せる」と目標を具体的にするべきなんです。
そうすることで、やるべきことがハッキリ分かっていきます。
・午後の間食をカロリーの低いものに変える
・晩御飯に脂質の少ない魚を食べる
・エスカレーターの代わりに階段を使う
やり方は人それぞれですが、
3キロ痩せるために何をするべきか?が明確になっていくんです。
「曖昧な目標と具体的な目標の比較」
ダイエットに限らず、他の目標であっても、
×【曖昧な目標】
- 「睡眠をとるようにする」
- 「職場、学校で気になる異性と仲良くなる」
- 「仕事で成果を出す」
○【具体的な目標】
- 「23時までに布団に入る」
- 「気になる異性と1日1回会話をする」
- 「仕事で年収を○○円上げる」
というように、具体的にすることにより、
何をどうしたら成功か?が分かり、
そのためにやるべきことが見えてきます。
是非とも、目標達成の計画を立てるときは、
- 目標を具体的にする
- 何をどうしたら目標は達成なのか?
- そのためにするべきことを決めていく
というステップで取り組んでみてください。
②【目標達成の行動計画を作る】
目標を具体的にした次にやるべきことは、
「いつ何をやるのか」を事前に予定として入れておくことをおススメします。
分かりやすくいうなら、
”月水金の出勤前は10分ウォーキングをする”
みたいな行動計画です。
心理学の研究では、行動が明確になっていると、
その行動をする可能性が300%高まるという研究結果があります。
「いつ何をやるのか」が決まっていれば、
脳はそれを見逃すことなく、行動がしやすくなるんです。
そこで、行動計画を作りやすくするための技術で、
”If-thenプランニング”というものがあります。
If-thenプランニング とは?
カンタンにいうと、
「もしこうなったら、こうする」
というテクニックです。
例えば、
「17時になったら返すべき連絡を返す」
というように、
”①(if)もし、Xだったら、②(then)Yをする”
という基本形がIf-thenプランニングとなります。
このIf-thenプランニングはどれほど実用性があるかと証明できる、
実際に行われた心理学の実験を紹介しましょう。
驚くべきIf-thenプランニングの実用性
実験では、「運動を習慣化したい」という目標を持った人が被験者になり、
そのうちの半分の被験者がIf-thenプランニングを実行しました。
①(if)もし、月、水、金曜日になったら、
②(then)仕事の前に1時間ジムで汗を流す
こんな目標を立てたんです。
そして、もう半分の被験者は
If-thenプランニングを立てずに普通に目標設定をした結果、、
なんとIf-thenプランニングを実行した被験者の91%が、
運動を習慣化することに成功しました。
それに比べ、普通に目標設定をした人は31%しか成功しませんでした。
なぜ、If-thenプランニングがここまで実用性があるかというと、
この手法が脳に強く訴えかけるからです。
脳は、
「XならY」
という文章を記憶しやすいんです。
普段から、やらなきゃいけないことが上手くできない人や、
自分の行動をうまく管理できない人であれば、
If-thenプランニングはとても良い手段となります。
”①(if)もし、Xだったら、②(then)Yをする”
目標に近づくために、
是非活用してみてください。
③【現実的楽観主義になる】
実は心理学の研究では、
「目標はカンタンに達成できる」
という考え方をする人ほど、
目標を達成できなくなるという研究結果があります。
なぜかというと、
この考え方は非現実であることが多いからです。
目標に対して非現実的に楽観視すると、
- 「成功は自然にやってくる」
- 「ほしいものはカンタンに手に入る」
- 「ポジティブでいればそのうち成功する」
という思考に陥り、
必要な準備をおろそかにしていまいます。
もちろん、自分は目標を達成できるという考え方は大切なんですが、
それだけでは目標達成は難しくなってしまうんです。
なので目標達成を目指すのであれば、
”現実的楽観主義”になりましょう。
現実的楽観主義とは?
現実的楽観主義とは、
- 「成功するには大変なこともある」
- 「最善の努力をしていく必要がある」
と、目標に対して現実的にモノを考え、
”そのために何をするべきか”をしっかり考えることです。
なので、自分の前にある課題や困難から逃げずしっかり見つめ、
課題や困難がどの程度のモノなのかを検討しましょう。
「成功するのは大変だ」と思っていれば、
「最善の努力をする」という行動を自然と起こしていけます。
その上で、
”自分には目標を達成できる力がある”
と思うことです。
成功は自然とやってくるものではありません。
非現実的楽観主義を捨てることで、
目標への距離がグンと縮まるのです。
【科学的な目標達成の方法3選】まとめ。
以上、
科学的な目標達成の方法3選
についての記事でした。
目標というのは、ただ掲げていくだけではなかなか達成できません。
- 目標を具体的にする。
- 目標達成の行動計画を作る。(If-thenプランニング)
- 現実的楽観主義になり、目標を非現実的に見ない。
このステップを実践することで、
なんとなくした目標が、より明確な目標になり達成に近づくんです。
この記事があなたの目標達成のために少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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