ペルセウス座流星群は、しぶんぎ座流星群、ふたご座流星群と並び、3大流星群の一つとなります。
年間の中でも1、2位を争う流星数を誇り、条件が良い中で天体観測の熟練者であれば1時間に80以上の流星を見ることができます。
また、ペルセウス座流星群は派手でとても明るいことから、肉眼での観察も可能となり、初心者でも十分に楽しむことができる魅力があるんです。
ただ、しっかりと流星群を観測するためには方角・ピーク時間・極大を把握しておくとスムーズに行えるかと思います。
今回は東京都に絞って、ペルセウス座流星群を綺麗に観測するための記事をまとめていきます。
ペルセウス座流星群とは?
ペルセウス流星群とは、毎年7月20日頃から8月20日頃にかけて活発に出現する、しぶんぎ座流星群、ふたご座流星群と並んだ3大流星群の一つです。
極大(ピーク時間)がお盆の直前・夏休みの時期ということで多くの人が注目しやすい流星群と言えますね。
また、望遠鏡や双眼鏡のような機材がなくとも、暗い場所に行けば肉眼で観察することができるため、天体観測初心者や大人から子供まで、幅広く楽しめるのも特徴です。
ペルセウス座流星群2020【東京】の方角はどこを見ればいい?
東京都でペルセウス座流星群を観測する場合の方角についてです。
結論から言うと、東京都で観測するための方角は特に決まっておらず、どの方角からでも空を見上げれば観測することが可能となります。
なぜなら、ペルセウス座流星群は決まった方向だけに流れるわけではなく、四方八方に流れていくからです。
(※イメージ図)
ただ、それでも「どの方角を見たら良いか分からない」という場合は、ペルセウス座流星群の放射点である『北東の空』を見上げることをおススメします。
※放射点とは、放射点(ほうしゃてん)とは、流星群に属する流星(群流星)が放射状に飛び出してくるように見える、天球上の1点のことである。
(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/)
基本的には観測する方角は決まっていないため、なるべく流星を観測しやすい暗い場所を選ぶのが良いでしょう。
(※流星群を綺麗に見るポイントは後述します)
ペルセウス座流星群2020【東京】ピーク時間・極大はいつ?
2020年のペルセウス座流星群の極大は8月12日22時頃との予想です。
そのため、多くの流星群を観測できる日にちは8月11日の夜から13日の夜までの3夜と言われています。
特に、極大の12日の夜には最も多くの流星群が確認できると予想されています。
8月11日~13日はいずれの夜も21時ごろから流星群が流れ始め、夜半が過ぎて明け方に近づくにつれて流星の数が多くなるとのことです。
画像引用:https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2020/08-topics02.html
ただ、2020年のペルセウス座流星群の極大においては、ほとんど月明かりがあり、見える流星の数は条件が良い年よりは少ないと予想されています。
それでも、周りが暗い場所で観測すれば1時間当たり30個の流星が確認できると考えられているので、十分に天体観測が楽しめることでしょう。
2020年8月の月齢カレンダー
画像引用:http://koyomi.vis.ne.jp/moonage.htm?cmd=20200809110
赤く囲った部分がペルセウス流星群を多く観測できる8月11~13日の月齢となります。
月明かりはあると言えど、半月でそれほど明るくもないため、まずまずの条件です。
東京の月の出入り
気になる方は月の出入りもチェックしておきましょう!
というわけで、ペルセウス座流星群の東京の極大・ピーク時間をもう一度まとめると、
- 2020年のペルセウス座流星群の極大は8月12日22時頃
- 8月11日夜から13日の3夜が見ごろ
- ピーク時間は8月12日の夜
ということでした。
しっかりとピーク時間を抑えて、綺麗な流星群を観測していきましょう!
ペルセウス座流星群をしっかりと観測するためのポイント
せっかく流れる綺麗な流星群をしっかりと目に留めるためのポイントを紹介するので、是非とも参考にしてみてくださいね。
ポイントとしては、
- 空の拾い場所を選ぶ
- 月を視界にいれない
- 暗闇に目を慣らす
の3つがあるのでそれぞれ解説していきましょう!
空の拾い場所を選ぶ
基本的にペルセウス座流星群が流れる方角は決まっていません。
放射点の方角だけではなく空全体に現れ、いつどこで出現するかが分からないため、なるべく空の広い場所を選ぶことをおススメします。
東京都の観察スポットをまとめて記事もあるので、こちらも参考にして頂ければと思います。
月を視界にいれない
月明かりがあると流星群が観測しずらいため、なるべく月が視界に入らないようにしてみてください。
ポイントとしては、月を正面にせず、月とは違う方向を向いて観測することです。
今年は8月12日が下弦のため、ピークの前後は月明かりが生じるため、是非とも気をつけていきましょう!
暗闇に目を慣らす
人の目が暗闇に慣れるまでの時間はおよそ15分となります。
つまり、ペルセウス座流星群を観測する前は、最低でも15分間は明かりを見ないように心がけなければなりません。
観測の際に気をつけるべき明かりは、
- スマートフォン・タブレット
- 自動販売機
- 車のライト
などですね。
ついつい癖でスマホを見てしまった後に流星群が流れたりしたらとても勿体無いのです!
観測場所に着いたらしっかりと、明かりを見ずに暗闇に目を慣らしておきましょう。
恐らく、観測場所は空が広い自然豊かな場所になると思うので、明かりを見ずともその空気感だけで楽しめるかと思います^^
流星群を見に行くときに持っていきたいものは?
流星群を観測する際に、あったら必ず便利なものを2つ紹介していきます!
①双眼鏡
ペルセウス座流星群は明かりがない暗い場所や月明かりなどの天候の条件が揃えば肉眼でも確認することができます。
ただ、もっと綺麗にハッキリと観察したい人は望遠鏡を持っていくことをオススメします!
ちなみに、流星群の観測においては双眼鏡ではなく”望遠鏡”がオススメです。
というのも、流星群は空全体に流れる特徴があるので、双眼鏡の様に倍率が高すぎると見える範囲が狭まり、星が探しづらくなってしまいます。
なので倍率が6~10倍ほどの双眼鏡のほうが空全体を見渡しやすく、且つ流星群を見つけた際にもっと鮮明に確認することができます。
上記の条件を満たしたオススメ商品は以下の2つです。
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上記の商品は2つ共、倍率が低い望遠鏡で流星群の観察には適しているので是非チェックしてみてください!
②虫除けスプレー
流星群の観測は暗い場所が必須なので、自然豊かな場所や広い公園などが多いですね。
ペルセウス座流星群においては季節が夏なので、虫除けスプレーを用意しておきたいところです。
子供から大人、ペットにも安心して使えるオススメの虫除けスプレーはこちら。
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こちらの虫除けスプレーは国産天然アロマで、ディート無添加のためお子様やペットにも安心・安全に使うことができます。
また、全国296ヶ所の幼稚園・保育園が虫除け対策に使っている実績を持ち、累計販売本数は30万本を突破している商品なので実用性はかなり高いです。
流星群観測以外でも、夏場のお出かけなどはこれ一本あれば安心です!
まとめ
東京都のペルセウス座流星群の方角・ピーク時間・極大をまとめていきました!
方角については特に決まっておらず、四方八方から流星が流れるため、そこまで意識をせずとも大丈夫とのことです。
それでも見る方角に迷ったら放射点である『北東の空』を見上げることがおススメ。
また、極大は8月12日22時頃と予想されており、流星を多く確認できるのは8月11日の夜から13日までの3夜となり、ピーク時間は12日の夜となります。
しっかりと事前準備をし、綺麗な流星群を見れると良いですよね!
僕も今年はガッツリ観測してみようと思います。
この記事が参考になれば幸いです。
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