心理学の世界では、
”これをすれば100%確実に幸せになる”
というところまでものはありません。
もちろん、人が幸せを感じやすいことはあります。
(それはまた別記事で紹介します。)
ですが、幸せの尺度というのは人それぞれであり、
一概に「これをすれば幸せになる!」とは決められないということですね。
一方で、
”これをすれば不幸になる”あるいは”不幸になりやすい”
という共通する考え方はあります。
今回の記事では、不幸になる人の共通点を5つ紹介しましょう。
それと同時に、それら5つに対しての対処法も書いていきます。
僕もふと気付いたら、不幸になる考え方をしているときもあり、
つねに意識をして気をつけている次第です(笑)
ついつい日常的に考えてしまうことだったりするので、
もし、あなたに当てはまっているのであれば、
こんな考えがあなたを不幸にしているかもしれません。
①現実的ではない期待をつねに持っている
あまりに現実離れをしている思考を持っていると不幸になりやすくなります。
なぜなら、
”自分がどれだけ頑張っても辿りつけない”
という絶望感に浸ってしまうからです。
例えば、初心者がブログで、
「半年で一億稼いでやる!」
となれば、あまりに現実的ではなくなってしまいます。
(少し例が極端すぎますが。)
他にも、
- 今年の夏までには10キロ体重が落ちているはず(計画もなしに)
- あの子は絶対俺のことが好きだ!!(根拠もないのに)
- 今年はめちゃくちゃ良い年になる予感がする
みたいな感じで、
非現実的な期待をしてしまうことで不幸を感じやすくなるのです。
計画も根拠もないのに、現実的ではない期待をしてしまうと、
「なんか全然ダメじゃん、、、」と落胆する回数が増えてしまいますよね。
現実的ではない期待感は絶望感に変わってしまうのです。
①対処法
普段からあまりにも現実離れた期待を多く持つのではなく、
現実レベルの期待を持ちましょう。
具体的には、
”現実的なレベルのちょっと上を期待して目指す”
ということです。
例えば、好きな異性と1回目のデートをするときに、
「絶対好きになってもらえるはずだ!」
みたいな考え方は現実的ではない期待となります。
根拠もなしにそこまで期待をしてしまっては、
もし上手くいかなったときの絶望感はヤバイですよね。
それよりは、
- 相手の好きな趣味を知ろう
- どんなことに興味を持つかを理解しよう
みたいな、できる範囲の期待をしてデートを楽しむほうが、
ムダに絶望感に浸る必要もありません。
「今の自分には何ができるか?」と現実的なレベルで考え、
その少し上を目指すことをしてみてください。
もちろん、僕も現実的じゃない期待を自分にかけすぎていた時期もありました。
普段そこまで勉強しないくせに「今日は一日中勉強するぞ!」みたいなことして、
結局できなくて落ち込むみたいな、、、(笑)
そんな嬉し恥ずかし黒歴史。
②他人が自分を幸せにしてくれると思っている
この思考で物事を考えてしまうとなかなか辛いです。
これも現実的ではない期待に似ていますが、
他人に期待をかけてしまうということですね。
こんな風に気持ちで友達や恋人と会ってしまうと、
色々な失望に襲われてしまいます。
「○○はこうしてくれると思ったのに、、」
みたいに、”他人が幸せにしてくれる”という考えは、
他人が自分の期待通りに動いてくれない場合、
失望するどころか相手に嫌悪感まで抱いてしまうのです。
②対処法
- 「相手が楽しませてくれるはず」
- 「相手が幸せな気分にしてくれるはず」
という風に考えるのではなく、
”この人と一緒にどんな楽しいことができるか”
と考えてみましょう。
つまり、相手に幸せを委ねるのではなく、
あなた自身もそこに参加して楽しみを見出しちゃうということです。
他人が幸せにしてくれるという考え方も絶望感しか生み出さず、
不幸になりやすいポイントなので気をつけていきましょう。
③不幸、不安を慰め合う。傷を舐め合う相手とだけいる
確かに、不幸を慰め合える相手というのは意心地がいいかもしれません。
そういう相手であれば、自分を肯定してくれるし、
痛いところも突かれるないで済むかもしれません。
ですが、不幸を慰め合う相手だけといると、
どんな問題があろうと「自分は悪くない」と思い込んでしまいます。
その結果、問題解決をすることを怠ってしまい、
いつになっても前に進むことができなくなってしまうのです。
不幸を慰め合い、いくら意心地が良かったとしても、
問題解決をしなければずっとその場にとどまってしまうのです。
③対処法
自分の悩みや不安、
気持ちを聞いてくれる相手がいること自体はダメなことではありません。
なので話を聞いてもらいつつ、自分の問題解決のために
現実的に物事を言ってくれる相手とも付き合いましょう。
僕は昔から年上の先輩の付き合いが多かったので、
遠慮せずズバズバ指摘してくれたことには感謝をしています。
もし、相手が気を遣うタイプの人であれば、
「本当に問題解決したいから、正直な意見くれる?」
みたいな言い方をしても良いですね。
不幸を慰め合っていても不幸はなくなりません。
「その不幸はどうすればなくなるか?」という問題解決をしていきましょう。
④自分の所有物に慣れて、どんどん欲しくなってしまう
これは誰にでも当てはまりがちな問題かもしれません。
簡単に言うなら、
”今持ってるものにすぐ飽きて、どんどん新しいものを求める”
という考え方です。
人は今持っているものに満足できることが幸せなのです。
それなのに、今の所有物に満足できず、
次から次へと欲していくのは不幸の要因となります。
で、これの恐ろしいところが、
モノに飽きるということは、”人にも飽きていく”ということになります。
つまり、浮気や不倫などにも繋がるということです。
つねに日常的に自分の周りのモノすべてに飽きながら、
新しいモノばかり追いかけていては幸せを感じられるわけがありませんよね。
④対処法
新しいものに新しさを見出すのではなく、
今持っているものに新しさを見出すことです。
例えば、僕はギターが好きなんですが、
「違うギターが欲しい!」ではなく、今のギターで新しいことを見出したりします。
こんな弾き方あるんだ。こんなテクニックあるんだ。
みたいな。
また、人間関係に飽きてしまいがちなら、
改めて相手の新しい一面を見つけることをしてみましょう。
普段とは違う切り口の質問をしたり、違う目線を持てば、
意外と新たな一面がたくさんあるはずです。
是非とも、今あなたが持っているものに対し、
新しい価値を見つけるクセをつけていきましょう。
⑤挑戦より失敗の恐怖を重く見ている
失敗の恐怖を重く見ていると、例えば一年間を振り返ったとき、
- 自分が失敗したこと
- 後悔したこと、ダメだったこと
こういったネガティブな面ばかりを見てしまうことになります。
もちろん、挑戦に対しても失敗するのが恐いため、
何にもチャレンジできなくなっていくのです。
恋愛で考えると分かりやすいかもしれません。
- 失敗を恐れずにチャレンジし、恋愛経験を積んでいる人
- 失敗を恐れて、結局なにもせず終わる人
どちらが不幸かと考えれば、
やはり後者になりますよね。
自分の挑戦で得る財産はたくさんあるのに、
失敗を重くみてしまうと立ち止まって何もできなくなるんです。
⑤対処法
失敗をしない目標ではなく、
何かを成し遂げる目標を立てていきましょう。
失敗を恐れて何もしない状態であると、
その分人生の可能性が閉じていきます。
失敗は何も悪いことではありません。
むしろ、”上手くいかない方法”を見つけたという成功だと僕は思っています。
挑戦をするときは、
何を失敗するか、何に後悔するかではなく、
”何を得れるか”、”どんな成長があるのか?”
このように挑戦から幸福を見つけていくことです。
不幸になる人の5つの共通点。まとめ
以上、不幸になる人の5つの共通点でした。
もう一度振り返っておくと、
- 現実的ではない期待をつねに持っている
- 他人が自分を幸せにしてくれると思っている
- 不幸、不安を慰め合う。傷を舐め合う相手とだけいる
- 自分の所有物に慣れ、どんどん欲しくなってしまう
- 挑戦より失敗の恐怖を重く見ている
という5つでした。
ついつい、気を抜くと考えてしまいがちなことが多いです。
僕もこれら5つに自分が当てはまったときは、
意識的に考え方を修正するようにしています。
あなたもこの5つどれかに当てはまっているのであれば、
意識するだけで意外と心が前向きになるので是非実践してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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