ベーシックインカムを分かりやすく簡単に解説!日本の導入は?メリット・デメリット。

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現在、新型コロナウイルスの自粛要請の影響により、
休業せざるを得なくなった店、倒産した企業などが多くあります。

そんな状況の中、スペインではベーシックインカムの導入が決まりました。

 

そもそも、ベーシックインカムは今話題になったことではなく、
数年前から数多く話題とされていたのです。

 

「そもそもベーシックインカムって何なの?」

という疑問を解消するべく分かりやすく解説をまとめると共に、
日本の導入はありえるのか?メリット・デメリットについて書いていきます。

 

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ベーシックインカムとは?分かりやすく簡単に解説!

そもそもベーシックインカムとは何なのか?についてです。

 

ベーシックインカムとは簡単に言うと、

”政府がすべての国民に対して生活最低限の額を定期的に支給する”

と言うものになります。

(最低限所得保障の一種)

 

生活保護や年金とシステムは少し似ているかもしれませんが、
これらの支給は条件や積み立てが必要ですよね。

しかしベーシックインカムの場合は条件はなく、
導入する国の国民であれば平等にお金が支給されるのです。

つまり、ベーシックインカムは、
「生きているだけでお金が貰える」というシステムと言えます。

 

なので、働いてない人であればそのまま受給ができ、
働いている人であれば、現在の収入にプラスして受給ができます。

 

で、そんなお金どこから出てくるの?という疑問です。

ベーシックインカムは国民年金・公的医療保険などを廃止し、
社会保障のお金から支払われることになります。

そうすることで起こるメリット・デメリットもあるので、
後々に解説していきますね。

 

ベーシックインカムはいくら貰えるの?

仮に、日本でベーシックインカムを導入する場合、
月7~8万円という額が仮説としてあります。

ベーシックインカムは生活最低限の額を支給するというわりに、
月に7~8万というのは少なく感じられます。

 

ベーシックインカムが日本で導入はできるのか?

 

気になるのは、
「日本でベーシックインカムの導入はありえるのか?」です。

仮に、国民1人ずつ月に8万円を支給したと考えてみましょう。

 

例えば、全国民(1億2000万人)に月7万円を支給する場合、
一年で一人当たり12×8=96万円になります。

 

それを国民の数で計算すると、
1億2000万円×96万円=115兆2億円となるわけです。

日本の社会保険費は2018年度予算で100兆円弱でした。

この現実から考えれば現在の日本の財源では、
月8万円支給することすら厳しいことが分かります。

 

「じゃあ不可能じゃん!」と思うかもしれませんが、
一定の条件をつけ加えれば話は別です。

 

条件とは、

  • 公務員・国会議員の削減
  • 所得税を上げる
  • 消費税を20%以上にする
  • 地方交付金や公共事業の削減

などを実施すれば、今より財源を確保でき、
計算上ベーシックインカムは可能だと言われています。

 

ただ、現在日本のベーシックインカムの導入は、
各政党ごとに賛成派と反対派で大きく分かれています。

それに加え、スペインがベーシックインカムを導入したと言えど、
世界的にベーシックインカムを導入している国のほとんどは実験程度です。

 

なので、日本としては、

  • 世界的にベーシックインカムの導入が増える
  • 実績が十分に認められる

といった現実がなければ、
先駆けして導入するとは考えづらいです。

 

しかし、新型コロナウイルスの影響で多くの失業者や休業が増える中では、
現実的に導入を検討をする考えも増えていくと予想されます。

 

日本のベーシックインカムの導入は、
不可能ではないがまだまだ現実的ではないと言う意見が多いです。

 

 

ベーシックインカムのメリットは?

ベーシックインカムを導入すると、
どういったメリットが起きるのかを解説していきます。

 

メリット①少子化対策・既婚者が増える

日本のベーシックインカムの支給額は、
現実的に7~8万円程度と予想されています。

仮に一ヶ月に8万円だけだとすれば、
家賃や光熱費を払えばすぐに無くなってしまいますよね。

ですが、結婚をし子供を産めば話は変わるのです。

 

独り身だった人が結婚をし子供を2人産んだとすれば、
一世帯の人数は4人となり、4人×8万=32万円となります。

32万円のお金が最低限でもあればお金の心配をすることがなくなり、
結婚や出産に対する意欲は高まると予想されているのです。

 

メリット②ブラック企業が減る

ブラック企業で働いている人の多くは、
将来の不安や生活を考えて我慢をして働いています。

つまり、お金の不安ですね。

 

しかし、ベーシックインカムが導入されれば、
働かなくてもお金が貰える生活が手に入ります。

そんな中で心身を削ってブラック企業勤めをする人は確実に減少します。

 

メリット③起業や夢に向かう人が増える

現在の日本では起業や夢に向かうリスクが高いとされています。

「起業して失敗したらどうする?」、「好きなことだけして将来どうする?」

などの不安が起業や夢には付き物です。

しかし、ベーシックインカムの導入で、
これらのリスクはかなり下がることが考えられます。

挑戦するリスクが下がるため、
やりたいことをやる人が急増するのことが予想されています。

 

ベーシックインカムのデメリット

メリットだけ見ると、「ベーシックインカム最高かよ!」と思いますが、
もちろん導入によるデメリットも生じてしまいます。

どんなデメリットがあるのかを紹介していきましょう。

 

デメリット①労働意欲の減少

まず第一にベーシックインカムのデメリットとして、
「労働意欲の減少」が挙げられます。

確かに、何もしなくてもお金が貰える状況下であれば、
労働をする人口が減っていくリスクは考えられますよね。

多くの引きこもりなどが増え、
社会の生産性が落ちると危惧されているのです。

 

ただ、一方では働けばもっと稼げると考える人もおり、
労働意欲は落ちないのではないかと考える意見もあります。

 

デメリット②年金受給者の受給額が減る

ベーシックインカムを導入する場合、
国民年金・公的医療保険などは廃止となります。

そうなると、現在年金を受給している人の額が減るというデメリットが生じるのです。

仮に、ベーシックインカムの支給額が一律で8万円となった場合、
年金受給者も同じく8万円となってしまいます。

 

デメリット③社会保障がなくなる

大きなデメリットは社会保障がなくなってしまうことです。

例えば、ベーシックインカムを導入するためには、
公的医療保険の廃止を考えられています。

そうなった場合、健康保険などがなくなるので、
ちょっとした病気や怪我などで大きなお金が掛かってしまうのです。

 

まとめ

「ベーシックインカムとは?」の解説から、
日本で導入されるのか?メリットデメリットについて解説していきました。

 

現実的に日本で導入する可能性については、
不可能ではないがまだまだ現実的ではないと思います。

 

ただ、新型コロナウイルスの影響を受け、
スペインでの導入から、様子を見て考えていく国は増えていくのではないでしょうか。

 

また、ベーシックインカムのメリットは、

  1. 少子化対策・既婚者が増える
  2. ブラック企業が減る
  3. 起業や夢に向かう人が増える

デメリットは、

  1. 労働意欲の減少
  2. 年金受給者の受給額が減る
  3. 社会保障がなくなる

ということでした。

 

個人的にもスペインのベーシックインカムの導入を勉強しつつ、
新たな気付きや情報が入ったら記事を増やしていこうと思います。

 

 

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