香港民主化デモのシンボルであり、民主の女神と言われた周庭さんが国家安全維持法違反の疑いで逮捕されたことで話題になっています。
周庭さんの逮捕が話題になったのはもちろんですが、連行時に手錠をかけられていなかったということが話題になっていました。
本当に周庭さんは手錠をかけられていなかったのでしょうか?
また、逮捕された後の留置施設の場所情報や香港の反応などをまとめていきます。
周庭が国家安全維持法違反の疑いで逮捕
香港の民主活動家・周庭さん逮捕の報道を受け、「#周庭氏の逮捕に抗議します」「#FreeAgnes」がTwitterでトレンド入り。
「対岸の火事ではない」などと、抗議のうねりは日本でも大きくなっています。https://t.co/vhfzGoEHHF
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) August 11, 2020
今回の周庭さんの逮捕については、どういった行為が法律違反になったのは明らかにされていませんが、「周庭さんがSNSを通じて外国に対し中国への敵対行為を呼び掛けた疑い」ということが報道されています。
また、裁判では中国当局のさじ加減でどうとでもできる構造になっているということで、最高刑は無期懲役という情報です。
周庭さんは逮捕前夜に日本人に向けて最後のツイートを残していました。
「恐怖感に負けずに引き続き自分の信念、私たちが信じている自由と民主主義のために戦っていくことがとても大事だと思っています。これからも一生懸命香港人の自由そして民主主義を守るために頑張っていきたいと思いますので、日本の皆さんも世界の皆さんも私のことだけではなく他の香港の若者たちのことにも注目していただきたいと思っています。ありがとうございました」
日本のSNSでは周庭さん逮捕について、「#周庭氏の逮捕に抗議する」「#Free Agnes」といったハッシュタグがトレンド入り事実があります。
SNSでも「民主化を訴えるだけで逮捕。戦前の日本と同じ。大好きな香港から自由が失われてしまった」「彼女はたったの23歳。日本のアイドルや邦楽を愛する普通の女の子が人権自由というごく当たり前の権利のために声を上げただけで無期懲役を受けかねない。こんな理不尽な国があってたまるか」などの声が相次いでいる。
(引用:Yahoo!ニュース)
今後の裁判の判決がどういった結果になるのか、現段階では分かっていません。
周庭が手錠をされていなかったのはなぜ?
民主化を求める周庭氏らの逮捕に強く抗議します。公権力による人権弾圧であり、民主主義を是とする日本はもちろん、これは人権を尊重する世界の国々、人々にとっての問題でもあります。
周庭氏を逮捕 民主活動家 国安法違反容疑で香港警察 – 毎日新聞https://t.co/6RTnt96jX2
— 石垣のりこ (@norinotes) August 11, 2020
周庭さんが連行される際、後ろに手錠をかけられていた様子でしたが、車に乗り込んだ後に”自分の右手で前髪をかきあげる”と言ったシーンが話題になっています。
周庭さんは
自分の右手で前髪を上げているので
まったく手錠をかけられていないのだ。pic.twitter.com/Z2FtfOk597— 槇村浩 ⊙▂-。 (@makimurahirosi) August 11, 2020
動画から分かるように、ハッキリと自分の右手で前髪をかきあげている様子が分かります。
「車の中で手錠を外されただけか?」「そもそも手錠自体されていなかったのか?」
真実はわかりませんが、実は手錠をかけない中国式の拘束方法というものがあります。
恐らくですが、白い布で両手を縛り、車の中で布の拘束が解かれた可能性が考えられますね。
周庭逮捕後の留置施設の場所はどこ?
「周庭氏に自由を」ツイッターに抗議の声 香港民主活動家逮捕 #nhk_news https://t.co/2DBtVDKOTf
— NHKニュース (@nhk_news) August 11, 2020
周庭さんは現在、香港市内の留置施設にいるという情報が入っています。
その場所について調べてみましたが、それらしい情報は見つかりませんでした。
周庭さんは8月11日現在は留置所にいて、12日の夜までに起訴されるか、身柄が保釈されるかどうかが決まります。
周庭逮捕について香港の反応
【中国 日本の懸念「内政干渉」】https://t.co/tliom8977n
中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は、香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)氏らの逮捕に日本の菅官房長官が懸念を示したことについて反発した。「いかなる外部勢力の干渉も許さない」。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 11, 2020
SNSを通じて外国に対して中国への敵対行為を呼び掛けた疑いが持たれ、国家安全維持法違反の疑いで逮捕をされました。
しかし、周庭さんは国安法の施行に合わせて所属していた政治団体を脱退したり、SNSで政治的発言を控えていたそうで、香港市民の間では恐怖感が広がっているそうです。
また、今回の摘発により報道機関は委縮し、「報道の自由」が失われるという危機感が広がっているとのこと。
加えて、周庭さんとこれまで活動を共にしてきた黄之鋒さんは自身のフェイスブックで、今回の逮捕について「国家安全法が過去にさかのぼって適用されることを証明している」と指摘したうえで「今が香港の緊急事態だ」と発言しています。
世間の声
周庭さんの逮捕で思ったことは自民党の憲法改正草案だ。
もしこの草案通りの国になれば日本も香港と同じようなことになる。香港のことを他人事だと思ってる余裕はない。あと数年自民党が圧勝し続ければ、必ず一気にほぼ草案通りの憲法改悪をやるだろう。それを阻止できるのは今しかない。— 俵 才記 (@nogutiya) August 11, 2020
周庭さん逮捕は外国勢力と結託し国家の安全に危害を及ぼすことを禁じる国家安全維持法29条違反、と現地報道。
同時に中国に批判的と言われる蘋果日報創業者も逮捕。中国当局による香港の自由、民主を求める活動の弾圧は重大な人権侵害。断固抗議します。https://t.co/0dA1pH1XJG#FreeAgnes https://t.co/Bu9RxXDEmA
— 蓮 舫 ・ 立 憲 民 主 党 ( り っ け ん ) (@renho_sha) August 11, 2020
#周庭 さんの逮捕。言論や表現の自由が奪われ、 #民主主義 はあっという間に崩壊していく。他人事ではない。政府の横暴を監視し、声を上げ続けなければ、独裁への道はあっという間だ。日本政府は強い抗議声明を
「 #民主の女神 」周庭氏を逮捕 香港雨傘運動の広報 #東京新聞 https://t.co/AZ2VQYHLch
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) August 11, 2020
#FreeAgnes 周庭さん逮捕の映像に胸が詰まる。後ろ手錠で連行される姿は民主主義が失われた瞬間だからだ。しかし車内奥から彼女は取り囲むカメラをじっと見た。マスクで表情は定かではないが、カメラの向こうに誰がいるかを知っている目だ。彼女は私たちを見た。各自できることをしなければならない。
— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) August 11, 2020
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